十條の制作部に所属してステンドグラスの制作に少なからず関わっています。
その制作工程を、つぶさにみています。
また十條が吹きガラスの商品を扱っており、吹きガラスの工房を覗いたりする機会もあります。
それぞれの印象は非常に対象的なものを感じます。
吹きガラスと言えば、るつぼより竿にガラス種を巻き取り、息を吹き込み膨らます、と いっときも休む間もありません。熔けたガラス相手ですから当然ですが、時間との勝負です。躍動感に溢れています。
ステンドグラスの方は、デザインを起こし拡大、ガラスの選定、ガラスカット、組み込み、パテ込み、クリーニングと工程は連続していますが、静かな印象を受けます。デザインの制作においては、練りに練って仕上げますし、ガラスの選定作業を見ていますと、深い思索に耽っているようです。
吹きガラスの制作工程を例えるなら、スポーツに近いものを感じますし、ステンドグラスの制作工程は
文系の印象を受けるのでした。
* あくまでも一個人の印象を述べたものです。
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