ガラスたちのおしゃべり : 株式会社十條 制作部/スタジオ グラシアムのスタッフブログ

2013年4月5日金曜日

Kiln-Glass

桜が舞い散り、今日はすでに半袖の私フリモンです。
今日は凄く暑いここ名古屋、明日はうって変わって大荒れの嵐だそうです・・・。
もう、桜も今日で見納めですね(はかないです)

今日は、このところKilnWorkの物件が続き、自ら制作しております。
その様子をUPしたいと思います。


まず、某ハウジングメーカー様の展示場のステンドの中に組み込むガラス。




これは、展示場の床に使われるタイルのモチーフです。
タイル自体も手書きで一枚ずつ書かれているそうです。





まずエンブレム。
リーミー君にガラスカットを手伝ってもらいました。
(両サイドのくねくねライン、難しくHelpMe!かなりの時間をかけてカットしてくれました)

今は※を2㎜の細いストリンガーというガラスをどうやって乗せるか試行錯誤してます。

フュージングガラスは、ガラスを何枚も重ねあわせて焼成してデザインを表現する技法。
このエンブレムで3枚重ねています。




続きましてはぁ~。
これは、ガラスカット細かくてこれも時間かかりました・・・。
グレープフルーツを割ったような(笑)デザインで、細かい小さい丸を弊社の新商品GlassLineで書いています。
これは、絵の具のように感じますが実はガラスの粉に水のような液体をまぜてあります。
ガラスで表現できないデザインや、細かいディテールはこのGlassLineを使うといいかも!





そして釜入れです。
このガラスカットに丸一日かかりました。

フュージングは、出来上がりのガラスの溶け具合でトップの温度の設定を調整します。
今回は770℃で焼いています。

焼き上がりイメージは、角が少し丸みを帯びるくらいです。

焼きあがったものは一番初めの画像です。
イメージどおりの仕上がりでした。


そして、続いては。




某ハウジングメーカー様の個人邸のガラスオブジェサンプルです。

床の間に玉砂利を敷き詰めて、このガラスを施して魅せるもの。

通常KilneWorkには、BuiiseyeGlassとか焼成用のガラスを使用して製作します。

今回はフロートガラス(通常の窓に入っているガラス)の19㎜を使い、割り面を魅せます。

FL(フロート)5㎜を4枚重ねてサンプル用に20㎜の板を焼成。(830℃)

それを、ハンマーでたたき割りわざと小口に調子ずけします。

そのガラスの上にFL5㎜とFL3㎜の厚みの違うガラスを四角にカットしたガラスと、粉々にガラスをわった破片をデザイン的にのせて、TacFuses(ガラス同士がくっつくぐらいの温度805℃)します。





焼きあがったガラスです。

キラキラ小口がグリーンに光ってガラスの素材感が活かされています。

オブジェじゃなくても、スリットでとか□300くらいの開口の間仕切り壁に入れてもいい感じだなぁと
また提案したいアイテムができました☆










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