ガラスたちのおしゃべり : 株式会社十條 制作部/スタジオ グラシアムのスタッフブログ

2011年7月21日木曜日

テーブルウェア


「できれば全部、ガラス器にしたい」。と話す若いシェフ。店を始めた当初はスペインの白い器を
好んで使っていたが、「白い皿イコール、フレンチやイタリアンに結びついてしまうお客の固定観念
を払拭しづらく窮屈さ、退屈さを感じるようになった」という。このシェフの料理はフレンチをベース
に、日本の旬の食材を多用した日本人が作る料理。「日本で僕が作るのだから当然のことですが、
日本人を意識し過ぎて、赤や黒の漆器や和食器をあえて使うというのも不自然」。
そんな思いを抱くなかで、ガラス器を使った時に「自分の感覚だけでなくお客様の僕の料理に対する
イメージも自由にしてくれることを実感できたのです」。以来、自分らしさを自然に表現できる
ガラス器に夢中というわけだ。
現在、気に入ってるいるのが、ガラス製の黒のメインプレートだ。「以前から肉の赤い色を引きたてる
黒い皿が欲しいと思っていたんです。この皿は表面が艶消し加工してあり一見しただけでは材質が
わかりにくく、”ガラスだったの!”とお客様も驚いてくださる」。
すっかりガラスに魅了されているようだ。
・・・ある料理雑誌の「プロが選んだテーブルウェア」の特集の中にあった記事ですが、
「ガラス器」イコール夏の定番食器のイメージでしたが、新進の若いシェフ達が新しい感覚でガラスの
食器を取り入れ、またお客様にも好評の様子、読んでいてうれしくなってしまいました。

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